腰痛と椎間板ヘルニア
腰痛と椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、腰痛の原因ではないことが多いことが、近年分かってきたことで、健康番組たけしの家庭の医学 などでも、腰痛の新原因などとして報道されてきました。ですが、普通の整形外科医では、まだ椎間板ヘルニアが腰痛の要因として、大きくとりあげられています。
整形外科では、 腰の椎間板ヘルニアは腰の痛みだけでなく、あしのしびれを伴う厄介な病気だとして、椎間板ヘルニアは発症してしまっても、その後の自己管理をしっかり行うことで、悪化と再発を防ぐことが可能だと次のような、説明をしています。
ヘルニアを悪化させてしまう要因と睡眠などについて説明したいと思います。
腰が曲がってしまう動作や姿勢に気をつけること!
まず要因として、腰のヘルニアは腰が曲がることで症状が誘発され、悪化してしまうといいいます。
以下は、仕事や私生活で腰が曲がる動きや姿勢です。
■ デスクワークを長時間、座ったままの姿勢でする ■ 中腰で重いものを持ち上げる ■ 中腰で草とりや床の掃除をする ■ ソファーに座って、ずっと同じ姿勢でテレビを見る ■ 朝起きて、洗顔するときに腰をかがめる ■ あぐらのまま、本を読み続ける
など。他にもたくさん腰が曲がる原因となる動きは私たちの生活にひそんでいて、共通点が2つあります。
それは座り姿勢と中腰姿勢です。
これらの姿勢を仕事や私生活で長時間とってしまっている人は、ヘルニアの症状が悪化、もしくは再発してしまうリスクが高いとしています。
同じ姿勢を一時的にとることは、腰にとってそんなに害はありません。問題はその姿勢を長時間とり続けてしまうことです。
腰の椎間板や、関節の軟骨やじん帯は、体を起こしている場合は、常に負担がかかっています。そのため
同一姿勢をとり続けると、その姿勢に合うように骨や椎間板、じん帯も変形していき、いずれ腰のヘルニアを含む腰の病気へと発展しまう可能性がるとしています。
そのため、長時間同一姿勢をとることを避け、こまめに姿勢を変えることが重要になってくるとしています。しかし、同一姿勢をとり続けることだけが、腰の病気へと発展する原因ではないことが重要です。
日常生活にストレッチの習慣を!
長時間の同一姿勢をとり続けることが、腰にとって害があるので、 座り姿勢や中腰姿勢をとることで、腰は曲がった状態で体は適応してしまいます。
これを防ぐために、腰が曲がる動きの逆方向のストレッチを行うこと、 つまり腰を反る運動が勧められています。
もし実施途中に痛みが悪化する場合、実施後に前屈の痛みが悪化してしまう場合は中断するようにしてください。 とストレッチが推奨されていますが、腰痛などの場合はストレッチが良くないことが多いので注意しましょう。
十分な睡眠時間を確保しよう!
次に、睡眠をしっかり取るということが推奨されています。
人は起きている間は重力の影響を受け、体はそれに順応するように変形していくので、
この睡眠時間をしっかり確保し、良質な睡眠を取ることで、その日1日受けた重力の影響をリセットすることが必要としています。
このリセットがうまくいかないと、次の日に負担が持ち越され、次の日も同様に生活をし、さらに負担が上積みされてしまいます。
睡眠時間に関しては、個人差もありますが、理想的には7~8時間の睡眠をとり、最低でも3時間は続けて寝るようにすることが勧められています。睡眠を十分にとることは、運動とともに大事なことです。
椎間板ヘルニアとはなにか?
椎間板ヘルニアのヘルニアとは、何かと言うと、 ヘルニアは、体内のある臓器が本来の位置からとび出してしまった状態をいいます。よくある、でべそとは、臍ヘルニアのことで、脱腸とは鼠径(そけい)ヘルニアのことです。
これが脊椎、腰椎の椎間板に起こったものを椎間板ヘルニアといいます。これは、背骨のクッションとなっている椎間板の中にあるゲル状の組織(髄核)が、外にとび出してしまった状態です。
整形外科では非常にポピュラーな病気とされ、 神経が圧迫されることにより腰痛、脚の痛みやしびれ、ひどい場合には感覚が無くなってしまったり、足が動かせなくなってしまう事もあると整形外科医は言っています。
そして、整形外科ではさらに 背骨は頚椎・胸椎・腰椎に分けられ、その全てに椎間板が存在するが、構造的に負担がかかりやすい頚椎と腰椎によく起こり、20~40歳代のどちらかと言えば男性に多い病気としています。
しかし、これらの腰痛などの痛みの真の原因は、椎間板ヘルニアにはありません。実際に椎間板ヘルニアが原因で痛みがあるのは、5%くらいの方だとわかっています。
つまり、椎間板ヘルニアの95%の方は痛みがありません。このことは、健康番組のたけしの家庭の医学などでとりあげられてきましたので、ご存知の方も多いと思います。
痛みの原因は、椎間板ヘルニアではなく、脊椎や骨盤のバランスを歪ませている筋肉にあります。周辺部の筋肉が硬くなり、血液の循環などを悪くし、神経の流れを妨げていることにこそが 痛みの原因となっているのです。
やわらか整体院では、TDEエネルギーをもちいて、脊椎、腰椎、骨盤などのバランスを改善し、その周辺部の筋肉の状態を改善することで、腰痛などの痛みを改善していきます。
なんで椎間板ヘルニアになるの?
5%の方は痛みの原因になるという椎間板ヘルニアですが、 椎間板ヘルニアになる主たる原因は椎間板への強い圧力とされています。椎間板は、髄核と呼ばれる軟らかい組織と、それをおおう線維輪と呼ばれる硬い組織でできています。
椎間板に大きな負担がかかると線維輪が、はたんし、そこから軟らかい髄核がでてきます。そしてその突出した髄核が神経に当たることでさまざまな症状を引き起こすとされています。
椎間板ヘルニアは、喫煙や遺伝なども発症に関係するといわれています。
椎間板の老化は10歳を過ぎたころから始まるとされています。椎間板ヘルニアは、椎間板の老化の過程で生じますが、
急に重い物を持ち上げる、中腰といった日常の動作、激しいスポーツなどの腰へ負担をかけることがきっかけとなることが少なくないようです。
また、喫煙、遺伝、精神・社会的側面(不安、抑うつなど)や、仕事に対する姿勢(仕事上のストレスなど)などが深く関与しているともいいます。